簡単にできる脚やせセルフトリートメントの方法!正しいやり方でスリムな脚へ
スリムビューティハウス アカデミー講師
監修 中山 真由美(なかやま まゆみ)
「脚やせしたいけど、運動してもなかなか変化を感じられない!」という方も多いでのは?そんな時に、運動とあわせて取り入れたいのが脚やせのセルフトリートメント。そこで今回は、効率的に美脚を目指したい方へ向けて、脚やせセルフトリートメントの正しいやり方やポイント、エステを取り入れることのメリットまで徹底解説していきます。
脚やせセルフトリートメントは意味がある?
脚やせの方法には、筋トレや運動などさまざまな方法がありますが、実際に、セルフトリートメントを行うことは脚やせに繋がるのか気になる方もいるのではないでしょうか?ここでは、脚やせセルフトリートメントにはどのようなメリットがあるのか、どのような脚太りのタイプにアプローチできるのかについて解説していきます。
そもそも脚やせセルフトリートメントとは?
脚やせセルフトリートメントとは、ハンドによって部分的な凝りや張りを取ることを指します。一方ストレッチは、筋肉の柔軟性を高めることで、凝りをほぐしたり、カラダの巡りを良くするという違いがあります。脚やせのセルフトリートメントによって、硬さやむくみをケアします。
また、脚の太り方は、人それぞれタイプが異なります。脚やセルフトリートメントはどのタイプにアプローチできるのか、以下で詳しく見ていきましょう。
脚やせセルフトリートメントは脚太りのどのタイプにもアプローチできる?
脚やセルフトリートメントは凝りや張りをほぐすことで、以下の4つの脚太りのどのタイプにもアプローチできます。
- 水太り脚
- 脂肪太り脚
- 筋肉太り脚
- 混合太り脚
はじめに、効率的に脚やせを行うために、脚太りの原因を把握しておくとことが大切です。それぞれ自分がどのタイプに当てはまるのか、それぞれ特長や原因をチェックしてみましょう。
■冷えやむくみによる「水太り」タイプ
水太りとは、冷えてむくんでいる状態を指し、血行不良や冷え、むくみなどが原因として挙げられます。また以下のセルフチェックに当てはまる方は、水太りの可能性が考えられます。
- 脚を触って、カラダの他の部位と比べて冷たい
- 脚を指で押して跡がついたり、白くなった状態で数秒戻らない
一番カラダの中で温度が高いのは、心臓に近いバスト周辺。その辺りを触った後に、脚を触って温度がどれぐらい冷たいのか確認しましょう。また、むくみチェックとして、指で押してみて、跡が残ったり、白い状態からそのまま数秒戻らなければ水太り脚の可能性があります。
■全身の脂肪やセルライトによる「脂肪太り」タイプ
脂肪太りとは、身長に対する体重の割合が多い体重過多の方に多く見られ、脚も脂肪過多の状態になっている太り方のことを指します。
以下に当てはまる方は、脂肪太りの可能性があります。脂肪とセルライトをセルフチェックしてみましょう。
- 手で脚を掴み、握った状態でセルライトが出る
- セルライトが脚の全体に付いている、まんべんなく付いている
脂肪太りの方であれば、手で握ってみると脚にセルライトが出てくるでしょう。また、脂肪太りタイプの場合、セルライトが全体的に付いている、まんべんなく付いているのが特徴として挙げられます。
■筋肉の繊維の肥大による「筋肉太り」タイプ
筋肉太りとは、もともと継続的に運動している方に多く見られ、筋肉が少し浮いた状態を指します。筋肉太りは、筋肉繊維の肥大によって起こる「筋肥大」によって起こることが原因として挙げられます。歩き方や姿勢などによって、下半身の筋肉の使い方が良くない状況になることで筋肥大が起き、筋肉太りになっているというケースが考えられます。
以下に当てはまる方は、筋肉太りの可能性があるので、自分が当てはまるかどうかチェックしてみましょう。
- 特にふくらはぎのトップの部分が突出している
- 運動を過去に継続的にしていた、もしくは現在もしている
筋肉太りの方は上記のような見た目や運動経験についてチェックしてみるとよいでしょう。
■筋肉と脂肪による「混合太り」タイプ
混合太りタイプには、さまざまなタイプありますが、冷えてむくんでいるだけでなく、脂肪も付いている状態の太り方をいいます。ただし、最初から混合太りということではなく、筋肉太りもあり、冷えてむくみもあり、全体的についているという状態です。冷えやむくみ、体重過多や筋肉の使い方、姿勢など複合的な原因で、混合的に脚が太くなっています。
複数の原因が混ざっているので、分かりにくいですが、上記の脚太りのタイプのどれにも該当するという場合は、混合太りである可能性が考えられます。
脚やせセルフトリートメントで気を付けるポイント
脚やせセルフトリートメントは脚太りのどんなタイプにもアプローチできることが分かりました。しかし、間違った方法では、脚を傷つけてしまったり、筋肉の繊維などが炎症を起こしてしまうケースも。そこで、セルフトリートメントを適切に行うためのポイントを解説していきます。
ポイント1:脚の表面から優しくセルフトリートメントをする
脚全体を表面から優しく、広くセルフトリートメントをしましょう。そこから、脚表面の温度が上がり、柔らかくなってきたら、脚の少し深い部分も行き届くように、力を徐々に強くしていきましょう。この時、強弱を意識して行うのがポイントです。
また、手でやる場合は、指ではなく、手のひらで行っていくと、脚の表面にあざができたり、強い揉み返しができたりするのを防ぐことができます。脚は冷えて硬くなりやすい部位なので、いきなり強過ぎるセルフトリートメントをすると、あざができやすくなったり、その後の揉み返しが起きたりする可能性があります。揉み返しが起こると、筋肉にある筋膜や筋繊維が炎症を起こしたり、内出血を起こしたりする場合も。
また、リンパの流れを促進することは大切ですが、無理にリンパ節の場所を強くほぐさないように気をつけましょう。
ポイント2:リンパ節の周りの部分の硬さを取り除く
リンパ節周りの部分の硬さを取り除くことが大切です。例えば、脚のつけ根あたりにある鼠径部(そけいぶ)や、膝後ろにある周辺など、関節に近い部分を柔らかくするためにセルフトリートメントを行いましょう。
ふくらはぎや、ももなど、部分的に気になる部分だけセルフトリートメントしてしまう方も多いもしれませんが、一番は原因の部分をケアすることが重要です。脚に脂肪が付きやすい、むくみが溜まりやすい方は、カラダの中心の骨盤周りの凝りや硬さがあり、可動域が少ないことが多い傾向です。
また、むくみは下に下がりやすい傾向があります。そのため、爪先からカラダの中心、つまり脚であれば上に向かってセルフトリートメントすることを意識して、リンパ液の流れを良くするとよいでしょう。
簡単にできる脚やせセルフトリートメント:足先~ふくらはぎ・太もも編
部分的に気になる箇所だけをセルフトリートメントしてしまう方もいるかもしれませんが、まずは、脚全体のセルフトリートメントで循環を良くすることが脚やせのポイントです。脚全体の新陳代謝を高めてから、部位ごとにセルフトリートメントやツボ押しを行っていくとよいでしょう。また、セルフトリートメント中も息を止めずに呼吸しながらリラックスして行うことを忘れずに。
まず、足先をつまんで、1本ずつブラブラ させて上下に揺さぶります。
その後、両手で足の裏の土踏まずの部分をよく押し、揉んでいきましょう。この時、土踏まずを中心に、足裏全体をセルフトリートメントしていきましょう。
足首から太ももまでスーッと撫で上げるように、両手を滑らせていきます。この時、ハーブオイルなどのセルフトリートメントオイルを使うとよいでしょう。
次に、足首から太ももまで、両手のひらを使って、らせんを描くように、下から上にセルフトリートメントをしていきます。クルクルと円を描くようにするのがポイントです。
足首から太ももの脚全体をキュッとつまみ上げます。脚は新陳代謝や血行が滞りやすい部位。脚の余分な肉をつまみ上げることで脚に刺激を加えていきましょう。
足首から太ももまでやさしく、こぶしで叩いていきます。この時、こぶしで強く叩くのではなく、ポンポンと軽く叩いて、固まったお肉を柔らかくほぐしていくことがポイント。
両方の手をカップ型にして、足首から太ももまでリズムよく叩いていきます。
続いて、手を扇子型にしたサイドを使って、足首から太ももまでトントンとリズミカルに叩いていきます。外側をセルフトリートメントした後に、内側も同じように繰り返しましょう。
最後に、手のひらで脚全体をタッピングしていきましょう。パンパンとたたき上げるイメージでセルフトリートメントしていくのがコツです。
簡単にできる脚やせセルフトリートメント:足裏・足の甲編
ここでは足裏と足の甲の2つのツボをご紹介します。特に、女性特有のカラダの悩みを対策できるツボなので、こまめに押してみましょう。
【足裏編】
■足裏のツボ「湧泉」をほぐす
足指を全て内側に曲げたときにくぼむ部分を、「湧泉(ゆうせん)」と言います。「湧泉」を、息を吐くことを意識しながら約5秒間押しましょう。これを3~5回ほど繰り返します。
【足の甲編】
■足の甲のツボ「大衝」をほぐす
足の甲の部分で、親指と人差し指の付け根が交差する部分を、「大衝(だいしょう)」と言います。このツボを、親指を使って5秒間押しましょう。この時、息を吐きながら行うのがポイント。足裏のツボと同じように3~5回繰り返しましょう。
【大衝(だいしょう)とは?】
「大衝」は、甲状腺ホルモンの分泌に関与しており、冷え性を対策したい方におすすめのツボです。
簡単にできる脚やせセルフトリートメント:リンパ節周り編
ここでは、リンパ節周りの硬さ対策できるセルフトリートメントをご紹介します。リンパ節周辺の凝り固まった筋肉をほぐすことで、リンパの流れをケアし、脂肪の原因となるカラダの冷えやむらをケアできます。以下でご紹介するセルフトリートメントは自宅のお風呂でも手軽にできるので、ぜひ試してみましょう。
【足首周り】
■くるぶし周辺を親指で押す
くるぶしの周りを囲むように描いた円の下半分に当たる部分を、親指の腹で軽く押します。この時、骨の感触が分かるように押すのがポイントです。
【膝の後ろ】
■くるぶし周辺を親指で押す
膝裏を人差し指と中指の腹で押すようにセルフトリートメントしていきます。この時、膝裏のやや上で、内側寄りの筋肉が盛り上がっている部分を緩めるのがポイントです。
セルフトリートメントで脚やせを成功させるためには?
セルフトリートメントは行うタイミングによっても、変化の実感の違いや感じ方が異なります。脚やせのメリットを得るための秘訣を押さえて、さらに効率よくセルフトリートメントを行っていきましょう。
セルフトリートメントを行うタイミングについて
「お風呂の後にする」のがおすすめ。カラダが温まった状態で行えるのでスムーズにセルフトリートを行うことができます。入浴後は、ジェルやオイルなど促進作用のある成分も入りやすくなったり、温まった状態になるので、肌に対する負担が軽減できます。
セルフトリートメントは楽な姿勢で行う
セルフトリートメントすると、疲れてなかなか続かないという方もいるのではないでしょうか?そんな時は、椅子に座ったり、寝転がって行ったりなど、自分のやりやすい体勢を整えることで、楽に続けることができます。また、セルフトリートメントをすると、老廃物の流れがよくなるので、終わった後に水分補給を忘れずに行いましょう。
セルトリートメントを行う適切な時間帯
目的によりますが、疲労やむくみをケアする目的であれば、夜の時間帯がおすすめ。例えば、1日お仕事をして疲れている場合は、入浴後に行うとよいでしょう。一方、1日のリフレッシュを目的として行う場合、朝の時間帯がおすすめです。夜間、寝ている間に老廃物を排泄させて、朝の起き抜けにセルフトリートメントを行うと、1日が爽快感を持ってスタートできます。
脚やせセルフトリーテントはお風呂で行うのもおすすめ
お風呂は、温まりながら行えるので、リンパの流れをより促進させ、むくみケアも同時に行うことができます。お風呂で脚をほぐすことはまさに一石二鳥なのです。また、お風呂であれば、ほぐす際にジェルオイルを使った後のふき取りや洗い流しをする必要がないので、楽にセルフトリートメントを行えます。湯船に浸かったついでに、お湯の中で脚をもみながらリラックスできるのでおすすめです。
本格的に脚やせに取り組むならセルフトリートメント+エステがおすすめ
エステでは、日常生活の中でケアするセルフトリートメントと異なり、自宅ではできない施術を行うことができます。例えば、エステの場合、脚のお悩みであれば、脂肪に対してのケアで「キャビテーション」や、「EMS」など専用の機器を使って部分的な筋肉ケアなど、お悩みに対してダイレクトなケアができる点がメリットとしてあげられます。
そのため、セルフトリートメントで日常的な疲労や、カラダの巡りを良くしながら、エステを組み合わせて、悩みの部分をダイレクトに対策していくことで、より効率的に脚やせの変化を実感できるでしょう。
スリムビューティハウスは東洋美容を取り入れた独自技術を採用!
通常のエステでは、脚やせは、「ふくらはぎ」や「太もも」など、気になる箇所の部分的なお悩みに対して、その部分のケアをするのが一般的です。しかし、スリムビューティハウスでは、東洋美容の知識を応用した独自の施術で、一人ひとりの脚太りの原因を把握することから始めます。
例えば、骨盤ケアの場合、カラダの中心にある骨盤周りの筋肉を整えた上で、部分的な施術に入ります。このように、脚太りの根本的な原因から取り除くことにより、脚やせの変化を持続させるという目的で行っております。
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「セルフトリートメント」×「プロの施術」で効率よく美脚を目指そう
セルフトリートメントは、ポイントを抑えた正しいやり方で、脚太りのどんなタイプにもアプローチできます。普段、セルトリートメントをしているけど、なかなか脚やせの変化を実感できないという方は、自身の脚太りのタイプを知って、ぜひ今回ご紹介したセルフトリートメントを参考に実践してみましょう。併せて有酸素運動なども取り入れることで、少しずつ理想の脚へ近づけるでしょう。
また、より効率的に美脚を目指したいという方は、エステも組み合わせるのがおすすめです。エステであれば、根本的な原因を取り除いたうえで、専用の機器とプロの技術によって、自分ではケアが難しい部分にもアプローチすることができます。セルフトリートメントと、プロの施術で、自信を持てる脚を目指しましょう。
スリムビューティハウス アカデミー講師
監修 中山 真由美(なかやま まゆみ)